包茎は、仮性とカントン、そして真性に分類できます。
特に重度とされているのが真性包茎で、コンプレックスに感じる男性もいます。
気になるのが真性包茎を改善する手段ですが、手術以外に解決をする方法はないのでしょうか。
また、自力改善を目指す上での注意点も知っておくことが大切です。

そもそも真性包茎を放置していると、どのようなデメリットが生じるのでしょう。
放置をすることなく改善を目指した方が良い理由についても解説を行います。
大きな悩みにもなりがちな包茎問題を、上手に解決するための方法をここで確認していきましょう。

真性包茎を自力で治すのは難しい

結論から言ってしまえば、真性包茎を自力改善させるのは困難です。
まず真性包茎とはどのような状態なのかというと、自分では全く皮を剥くことができない症状を指します。
包皮口が極端に狭い上、亀頭と包皮が癒着していることで、本来、剥けるはずの皮が剥けず、無理に剥こうとすると激しい痛みが生じます。

包皮を少しずつ広げて治すという市販の器具もあるようですが、自己流の対策は危険です。
包皮口が狭いものを無理に剥こうとすると、最悪の場合は亀頭を強く締め付けてしまい、血液が巡らない状態になる恐れがあります。
それによって壊死を招き、結果的にペニスの機能を損ねることにもなりかねません。

そもそも痛みが強いため、少しずつ改善を行うにしてもハードルはかなり高いと言えます。
デリケートな部位ですので強引に剥くこともできず、断念をするケースが多いです。
亀頭の締め付けにまでは至らずとも、出血をしたり包皮が避けたりするリスクもあります。
それが原因で炎症が起こる危険性も考えられますし、病院での治療が必要になることもあるでしょう。
それだけ対処が難しいのが真性包茎であり、迂闊に自分で改善を目指すのは推奨されないのです。

真性包茎によって引き起こされる問題

コンプレックスにもなり得る真性包茎はいくつかの問題を生じさせますが、まず不衛生になりやすく健康上のリスクが高まります。
本来ならしっかりと洗って清潔さを保たなければいけないところ、包皮が剥けないことで洗うことができません。
雑菌の増加で病気にかかるリスクがある上、悪臭も発生しやすいです。
独特の刺激臭が生じるため、それ自体がコンプレックスになることもあるでしょう。

性行為ができないのも真性包茎による大きな問題です。
包皮が剥けない場合、挿入行為を正常に行うことが困難となり、女性に対して恥ずかしさを感じる男性もいます。
強いコンプレックスによって自信が損なわれ、精神的なEDになってしまうケースもあります。
そして性行為が上手くできないことで、不妊の原因にもなり得るでしょう。
仮に射精ができたとしても、包皮内に精子が留まるために妊娠をしづらくさせます。
子供を臨むパートナーからしても問題のある状態で、男性不妊の原因になってしまうのです。

男性にとってペニスにトラブルを抱えているのは大きなコンプレックスです。
そして自然には治らないため、適切な対処を講じなければいけませんし、問題の解決は早ければ早いほど良いと言えます。

真性包茎を治すには手術が最適

確実に問題を解決するには、手術を受けるほかありません。
自分では治せない症状ですので、早めに医療機関を受診することが推奨されます。

治療の際には、基本的に余分な皮を切除することになります。
包皮口を広げ、亀頭が露出された状態にしなければいけませんので、皮を切って縫い付ける作業が必要です。
メスを入れるため麻酔が切れた後に痛みが発生しますが、大体1週間ほどで傷による痛みはなくなっていきます。
しばらくの間は、亀頭が敏感な状態が続くために慣れる必要もあります。
しかし完全に剥けた状態となることで自信を持てるようになり、コンプレックスも解消できるはずです。

手術費用が心配な人もいるかもしれませんが、真性包茎の場合は保険適用で受けられる場合があります。
中には自費治療となるところもあるため、出費を抑えたい場合は保険が使えるところを選んだ方が良いと言えます。
ただ、保険適用の手術ですと、治すための最低限の治療内容となる場合が多いです。
自費治療ですと、傷跡が目立たないような術式で行ってもらえる場合もあります。
傷跡の存在自体がコンプレックスの原因になる場合もあるため、あえて自費治療を選択する人もいます。

まとめ

男性の自信にも影響をきたす真性包茎は、厄介なコンプレックスになりがちです。
自力解決が難しいために受け入れがたい悩みにもなりやすいですし、健康リスクがあるために放置をしておくことも推奨されません。
ペニスを本来の状態へと導くには、専門の手術を受けるのが解決への一番の近道です。
保険適用で治療を受けることもできますので、負担を抑えながら治せます。
仕上がりを求める場合は自費治療を選ぶのも良いでしょう。
状態や各自の希望によって対処法も違ってくるため、まずは一度病院に相談の上で、どのような治療が最適なのかを導き出しましょう。

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